インタビュー
【社員インタビュー】人と組織を育む 木村石鹸の組織活性リーダー:はまちゃんさん
「木村石鹸って、どんな人がいるんだろう?」 この社員インタビューは、木村石鹸がどんな会社なのかを知ってもらいたいという想いで始まりました。 木村石鹸を木村石鹸たらしめるスタッフたちが、今何を考えているのかなどを不定期で発信していきます。
「木村石鹸って、どんな人がいるんだろう?」
この社員インタビューは、木村石鹸がどんな会社なのかを知ってもらいたいという想いで始まりました。
木村石鹸を木村石鹸たらしめるスタッフたちが、今何を考えているのかなどを不定期で発信していきます。
今回は、小学生の娘さんをもつお父さん、木村石鹸では人や組織に関すること全般を担う組織活性化チームのリーダーをされているはまちゃんさんにお話をお伺いしました!
聞き手:木村石鹸スタッフ にしうら
プロフィール はまちゃん 2005年入社。製造部・技術開発部を経て、現在は木村石鹸の組織活性化チームのリーダー。採用活動、職場環境の整理、社内制度設計などを担当。 好きな色は青。 |
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本日はよろしくお願いします!
まずは、今回の取材で呼んでほしい名前をお伺いしたいです。
今までに、あだ名とかで呼ばれることはありましたか?
名無し
今まで色んな名前で呼ばれてきたからな・・・。
木村石鹸で言うと、はまちゃんが多いかな。
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では、はまちゃんさんとお呼びさせていただきます!
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はまちゃんさんは、木村石鹸に入ってからはどのような経歴を歩まれてきたのかお聞きしてもいいですか?
はまちゃん
採用の時は、生産管理で募集がかかっているのを見て話を聞きに行きました。
それまでは医薬品メーカーとか化粧品の容器メーカーで品質管理の仕事をしていたけど、「実は開発やりたいです」っていうことを伝えて、「募集してないけど開発職でやってみよう」ということで採用してもらえることになって。
入社してから開発職をやる上で製造を知らないと難しいな・・・っていうのは感じてたんで、「1年間は製造をやらせてほしいです」と自分から志願して、まずは1年は製造を経験して、それから開発で働くことになりました。
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開発はいつごろから興味を持たれていたんですか?
はまちゃん
僕は元々大学で応用化学(実験主体の化学)を専門としてたから「開発職」には興味があってんけど、
就職活動をしていた当時は大学院を出てないと難しいイメージがあったんで、品質管理での経験を積もうと思って、医薬品のメーカーに入ったのが最初で。
そこでは、品質管理部として分析機器を使って、医薬品の分析業務みたいなことをしていました。
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木村石鹸では何年勤められてるんですか?
はまちゃん
木村石鹸で製造を1年してから、15年くらい開発で処方開発と品質管理。
んで、今は開発職を卒業して、組織づくりの仕事に携わって2年くらいで、今年の9月で丸19年になる。
こんなに長く働くと思ってなくて、入ったときから、もうちょっと早くに違うところに行くやろうなって思ってた(笑)
でも、割とワークライフバランスは当時から取れる感じで、僕の価値観にマッチしてる会社やったかな。
定時時間内でのパフォーマンスをあげるのはもちろん大事やけど、仕事以外のプライベートな時間は、自分の成長のためにもリフレッシュの時間にも使えるし、オンオフはあったほうが良いと思ってるんで、
僕は、そこは木村石鹸がすごくいい部分だと思ってる。
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木村石鹸に入社される前から、ワークライフバランスの取れた会社だろうなと思ってらっしゃったんですか?
はまちゃん
全く思ってなかったよ(笑)
僕らの時代は、残業も休日出勤も当たり前で、結構どの会社もハードワークで拘束時間が長かったんで、「残業がない」って聞いたけど、実際はあるやろうと思ってた。
でも、入ってみたら全然なかった。
当時、12月が風呂釜クリーナーの製造が多くて繁忙期やって、12月だけ製造の方は土曜日も出勤してたんやけど、それ以外はトラブルとか無い限りほぼほぼなかったね。
ー
開発の時はどんな商品を開発されていたんですか?
その中でも記憶に残っている商品はありますか?
はまちゃん
OEM事業で家庭用品の洗剤をたくさん作ってきたし、最近だとメイク道具クリーナーとかは僕が開発したね。
排水口の洗浄剤とかは時間がかかって特に苦労したかな。
その時はOEMで作ってたんやけど、「匂いがきつくない泡で洗浄できるもの」っていう要望で、当時塩素系の排水口の洗浄剤で泡立つ商品があったけど、塩素の匂いがきつかった。
そうじゃなくって除菌力があって漂白ができるような酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使ってできひんかなーって模索しててんけど、泡立ちがよくなくて商品化は一回諦めてん。
だけど、その後もなんとか泡立つようにできないかと、長い期間調整し続けてたら泡立つようになって、ようやく商品化にまでいけた。
最初からいいものはできてないけど、苦労した商品やから愛される商品であってほしいなっていうのはあるよね。でも、あまり時間をかけずに作ったやつが意外と売れたり、時間をかけて一生懸命作った商品の方が後から問題が出たりすることもあるねんけど、そういう商品の方が記憶には残ってるかな。
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今は長年に渡って色んな苦労もされてきた開発チームの責任者を自ら離れて、会社全体の組織を活性化していくためのチームを立ち上げられましたが、そこに至るまでの経緯を教えていただけますか?
はまちゃん
開発を15年くらいやってきたけど、最後の5年くらいは開発業務よりも営業と一緒に行動することが増えて、OEM事業でお客さんの要望を聞き取りに行ったり、品質の打ち合わせをしたり、他部署のメンバーとの調整業務が中心になっていって。
そうしているうちに、人のこととか組織のこととかの方がやりがいを感じようになっていって、開発チームに責任者を任せられるスタッフ候補もいたし、思い切って開発チームから離れて、組織のことの方に本腰を入れて関わっていきたいと社長に提案して、新たに組織活性チームを立ち上げることになった。
あと、開発の責任者を後任のスタッフにまかせるにあたって、これまで開発で品質管理も見ていたところを、開発と品質管理を別の役割に分けて、品質管理を担当する人を調整した。
開発の中に品質管理があると、開発者自身が製品の安定性を評価するため、どうしても品質に対して甘くなりがちで、納期優先ではなく品質を優先させる体制を整えたかったから、開発を抜けるタイミングでも組織のことはいろいろ整理する役割を担っていたかな。
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開発チームにいるときから、組織活性のような役割を担ってたんですね。
組織活性チームを作ったときに一番最初にやりたかったことって何ですか?
はまちゃん
色々と会社内で各社員の役割が増えていて、誰が何を担ってるか分かりにくくなってたんで、そういうところの整理をしていかないといけないなっていうのがまずあった。
あとは組織活性チームとしてやっぱり、働きやすい環境はもちろんやけど、成長につながることはしっかりとやっていかなあかんなって思う。
結局会社の目的ってやっぱり業績アップで、そのためには個人の成長が欠かせないんで、働き甲斐を感じながら辛いこともあるけど、みんなが「木村石鹸にいたい」と思えるのが働きやすいってことなんじゃないかなと思ってる。
そうじゃないと、別に木村石鹸じゃなくてもやりたいことが叶うってなるとどっかに行っちゃうけど、「木村石鹸じゃないと嫌なんです、成長もできるしサポートもしてくれるし、だから木村石鹸を自分で選択してここにいます」みたいな風に思えるのが働きやすい会社だなって思います。
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ありがとうございます。
色んな部署を経験されていますけど、入社当初と今と変わったことと、変わらないことを教えていただきたいです。
はまちゃん
変わってないなって思うことは、昔から自分のやりたいことは部署関係なく出来たんちゃうかなってことやね。
今でこそ、兼務とかって色々社長も発信してるけど、昔から実はみんな複数の役割を担ってたと思うし、柔軟なものの考え方とかはあったね。
前職では結構大きい会社だったから、特定の専門的なことは伸ばしていけたけど、木村石鹸に入ったら全体が見やすくなった。
開発職とかだと決められた仕事に向き合うのが好きな人が多いけど、僕は会社の中でどんな役割を担っていけるかなって全体を見るほうが好きやった。
確実に変わったところは、数字への意識。
会社全体で数年前から導入しはじめたMQ会計の考えとかね。
あとは、やっぱり今の四代目の社長が戻って来てから情報共有っていうのはすごく進んだし、それまでメールでやってたのがチャットでできるようになったりとか、全員がスマホを持たせてもらってインターネットが使えるとか。
そこらへんは、以前のままだとここまで整備されてるのは多分なかったから、すごくありがたい。
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ここまで、会社のことや開発時代のことをお聞かせくださり、ありがとうございます。
木村石鹸の商品の開発の裏側であったり、はまちゃんさんの多岐にわたる経験や、開発から組織活性に至るまでの経緯についてもどれも知らない話だったので、聞けてよかったです!
最後の質問なのですが、好きなおにぎりの具は何でしょうか。
はまちゃん
ふつうに、ツナかな?
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ありがとうございました!