インタビュー
【社員インタビュー】ヘアミルク開発者:とみーさん
現在子育て奮闘中で木村石鹸の12/JU-NI ダメージリペアヘアミルクなどの商品開発を手掛けた、30代女性の開発社員にお話を伺いました。
「木村石鹸って、どんな人がいるんだろう?」
この社員インタビューは、木村石鹸がどんな会社なのかを知ってもらいたいという想いで始まりました。
木村石鹸を木村石鹸たらしめるスタッフたちが、今何を考えているのかなどを不定期で発信していきます。
今回は、現在子育て奮闘中で木村石鹸の12/JU-NI ダメージリペアヘアミルクなどの商品開発を手掛けた、30代女性の開発社員にお話を伺いました。
プロフィール
とみーさん
2021年入社。木村石鹸の技術・開発部に所属。
化粧品開発を主に担当し、ヘアケア開発が得意で12/JU-NI ダメージリペアヘアミルクやスカルプケアクレンジングなどを開発。
聞き手:木村石鹸スタッフ にしうら
―
本日はよろしくお願いします。
まず、このインタビューなんですけど、記事の際に呼んでほしい名前で書こうと思っています。何とお呼びしましょうか?
名無し
苗字にさんでしか呼ばれたことないからなー。どうしよう。
とみーさんとか?
旦那のあだ名やねんけど。
―
(笑)
では、とみーさんとお呼びさせていただきます。
―
おなかが大きくなってきましたね、今何ヶ月くらいですか?
とみー
今8ヶ月目で、あと2ヶ月で出産予定。
―
もうすぐですね!
とみーさんは、お子さんがいらっしゃると思うんですけど、1度目の出産とは違う感覚はありますか?
とみー
一人目の男の子しか育てたことがないから、次生まれてくる女の子を育てられるのか想像がつかない(笑)
―
えー(笑)
母親は男の子を育てる方が不安になると聞いたことがあるんですけど、逆なんですか(笑)
今、上の男の子はどんな様子ですか?
とみー
嫌って言ってる(笑)
5年も一人っ子でやってきたから一人なのが当たり前で、妹にお母さんを取られると思って寂しいみたい。
―
ちなみに、一人目のお子さんの時はもう木村石鹸でお仕事されていたんですっけ?
とみー
上の子の時は、まだ前職の時やったね。
ヘアケアのサロンさんに卸すような、専売のメーカーで働いてた。
―
そうだったんですね、全然知らなかったです。
もともとヘアケアアイテムを扱う仕事に就きたいと考えていたんですか?
とみー
そうそう。
両親が美容師っていうこともあって、ヘアケアの仕事には興味があってん。
でも、中々休みが取れなかったり、毎日朝から晩まで働いてる親の姿を見てたから、美容師にはなりたくないと思っていて。
―
へえー。
とみー
両親はもともと、低料金でカット1000円とか2000円とかで数こなすようなお店をやっていて。
お店で使うシャンプーは業務用の安いもので、小さい頃からそれを自宅でも使っていて。
当時はシャンプーの影響か、髪の毛とか頭皮とかがべたべたになっていて、でもそういうもんやと思って、その時は気にしてなくて。
―
なるほど。
とみー
そこから何年か経って、商材とかもこだわった高価格帯の美容室を新しくオープンして、家で使うシャンプーもいいやつに変わって。
そしたら、前のシャンプーとは、使用感が全然違って。
こんなに違うんや!ってそこで気づいて、「こういうものを作りたいな」と、「美容室の業界がもっと良くなったらいいな」と思ったのが、ヘアケア系の商品を作りたいと思ったきっかけかな。
―
そんな過去があったんですね。
では、どういった経緯で木村石鹸に入社されたんですか?
とみー
前職では新商品を作るというよりかは、既存の商品で使用している原料の仕様変更や廃盤に対して、代替えの原料に置き換えるというような仕事が多くて。それも大事な仕事だけど、ワクワクはあんまりない。
当時は時短で働いてたんやけど、子供が3歳になるタイミングで時短が終わってしまうこともあって、転職を考えてはいて。
その頃に、たまたま「みせるばやお※」に子供を連れて遊びに行ったら、木村石鹸の商品が色々置いてあって。
※みせるばやおについて
ものづくりのワザを魅せる場 みせるばやお
大阪府八尾市の近鉄八尾駅前のLINOAS(リノアス)8Fホールのスペースをイノベーション推進拠点として、多彩な「ものづくりワークショップ」を通じて地域貢献を行うと同時に、八尾のものづくりの魅力、ものづくりを担う企業の魅力を発信していく施設です。
―
たまたま遊びに行ったのが、初めての木村石鹸との出会いだったんですね。
とみー
八尾のことは全然知らんけど、12/JU-NIを見て、こんな商品作ってる会社があるんだと思って。
調べていくと面白い会社やし、化粧品分野にも最近取り組み始めたところで、もしかしたらいけるかもと思って。
ずっと木村石鹸の動向は見ててんけど、中途はその時は募集してなかったし、多胡さん(12/JU-NI開発者)は中途入社された時、募集してないのに問い合わせフォームから無理矢理応募したっていう話は聞いたけど、私にはそんな勇気ないし(笑)
ー
けっこう勇気がいりますよね(笑)
とみー
そうそう。
でも、その後にたまたま見たら募集が出ていて。
旦那にはずっと(木村石鹸が)いい会社やなーみたいなのを話していて。
応募をするか迷っててんけど、「絶対やったほうがいい」って言われて。じゃあ頑張ってみようかなって、旦那のひと押しがあった。
で、応募したらありがたく採用してもらえた。
―
そんな経緯があったんですね!(拍手)
お聞き出来て良かったです!
―
とみーさんは、木村石鹸で現在開発の仕事をされていますが、開発はこういうところが面白いんだよ!みたいなところはありますか?
とみー
自分で原料だったり効果を試せるところかな~。
誰かのためにっていうのもあるけど、自分の興味で処方を考えるのが一番楽しい。
自分が使って良いと思ったものじゃないと人には勧められないし、自分の好きなものが一番開発しやすい。
―
ヘアミルクとかもその通りなんですか?
とみー
ヘアミルクは完全にそう。自分で使ってて心地いいものじゃないと嫌やんか。
社内の誰かから作ってくれっていうのはなかったけど、アウトバス商品が欲しいっていうご要望はお客さんからもあって、ヘアミルクいいんじゃないかって思って、個人的に作り出して。
―
個人的に。
とみー
うん。
試行錯誤しながら開発した中身は個人的にすごく気に入ってたので、社内で試してもらったら社内のアンケートはそんなに良くなかった。
ただ、1人のスタッフだけはすごく良いって言ってくれて。
そのタイミングで、ちょうど私が会社の中での商品企画チームのメンバーにもなったんで、出したれって思って。
―
はい。
とみー
出したった。
―
発売されたときはどういう気持ちでしたか?
とみー
めっちゃ不安やった。
私はすごく気に入って作ってたけど、社内ではそんなに評価良くなかったし、売れへんかったらどうしようって。
ー
当時は不安のほうが大きかったんですね。
実際、お客さんに届いてからの反応はいかがでしたか?
とみー
お客さんの反応は、すごく売れてるというわけではないけど、結構気に入ってくれている人がいるみたいで嬉しいなって思う。
私、めっちゃレビュー検索するのよ。
髪質に合わなかったとかは仕方ないねんけど、思ってるよりは多くの人がいいって言ってくれてて。
あ、めっちゃ泣きそう。
とみー
くらしの丁度品店(木村石鹸の公式オンラインショップ名)のレビューかな。
「育児ですごく疲れていて、でも、夜中起きたときにすごいいい香りがして、この香りはどこから?」みたいなレビューがあって、「それが自分の髪の毛だった」っていうのを見かけて、自分も育児してるしめっちゃうれしくて。
この商品を発売してすごくよかったなーと思って。
―
めっちゃいい話だ…。
―
とみーさんのご両親も喜ばれたんじゃないですか??
とみー
そうやね。
親は、私が買おうかって言ったけど、自分で商品を買ってくれてたらしい。
実際に使って、気に入ってくれてるのかは分からんけど。
それと、親戚のおばさんがめっちゃ使ってくれてる。
おばさんは、私が木村石鹸に勤めだしたのをきっかけにシャンプーとか使ってくれていて、
私が開発したヘアミルクもスカルプケアクレンジングも使ってくれてる。
―
自分が作った商品を気に入って使ってくれてる人がいるって嬉しいですね。
ヘアミルクとスカルプケアクレンジングのレビューも日常的に届きますしね。
とみー
そうそう。
前の会社でも商品は出したんやけど、美容室さんがお客さんやから、開発者のところにレビューってこなくて。
木村石鹸で働いていて、レビューが沢山届いてお客さんの声が聞けるのが嬉しいしいし、良かったなって思う。
ー
生の声がひっきりなしに届きますもんね。
私まで、めっちゃ嬉しく思います。
ー
ここまで素敵なお話をお聞かせくださり、ありがとうございます。
では、最後の質問です。
好きなおにぎりの具材は?
とみー
絶対梅干し。
―
ありがとうございました!