
インタビュー
未経験から「何でも屋さん」へーー伊賀の顔おきゃんさん
久しぶりの社員インタビュー記事です!

書き手:うらちゃん(にしうら)
「木村石鹸って、どんな人がいるんだろう?」
この社員インタビューは、木村石鹸がどんな会社なのかを知ってもらいたいという想いで始まりました。
木村石鹸を木村石鹸たらしめるスタッフたちが、今何を考えているのかなどを不定期で発信していきます。
今回は、三重県伊賀市にある木村石鹸の製造工場IGA STUDIO PROJECT(以下:IGA(アイジーエー))の顔であり、IGAの若手リーダーであるおきゃんさんにお話をお伺いしました。
プロフィール IGA STUDIO PROJECTの広報・技術開発・品質管理を兼任している。スキンケアへの興味から木村石鹸を知り、未経験ながら開発職を志望して入社。 現在は主にIGAの広報担当として活躍し、開発、品質管理、イベント企画、工場見学対応など幅広い業務を担当。 |
木村石鹸に入社するまで
—―今まで社員インタビューは中堅~ベテランスタッフにお願いしていました。次は絶対に「名無しさん」にと考えていました!
まずは、インタビューの中で呼ばれたいあだ名をお願いします。
名無しさん:本名がきゃんなので、そこから伊賀では「きゃん」、八尾のみんなからは「おきゃん」で呼ばれています!
今回の記事では「おきゃん」でお願いします!
—―今後IGAのメンバーにもインタビューを受けてほしいなと思っているので、まずはおきゃんさんから取材させていただいて、IGAスタッフはみなさんついてきてくれるだろうという気持ちもあり…
おきゃん:緊張してしまいます(笑)
——おきゃんさんの、木村石鹸に入るまでについてをお伺いしたいです!
おきゃん:2021年の5月に木村石鹸に入社してますので今年は5年目です。
小さい頃は食べるか寝るかで、今でも変わらないです(笑)
三重ならではの文化でいうと、毎年家族みんなで伊勢神宮にお参りに行ったりしていました。
木村石鹸は一社目ではなくて、前職では車の足回りの組み立てをしていました。
期間従業員として入社して、二交代制で働いていました。早番は5時半から15時、遅番は16時半から深夜1時半という感じでした。
木村石鹸に入って3か月間くらいは、毎日製造研修みたいな感じだったんですけど、前職のおかげで全然しんどくなかったです(笑)
——足回りの組み立て…!かなりハードですね。
おきゃん:早番のときは4時半に起きてたので、確かにそれはきつかったです。
でも大手企業だし、制度もしっかりしていて働きやすい環境でした!
早番の時は、仕事が終わった後もまだ明るいから、みんなで運動したりしてました(笑)
会社に体育館や運動場があって、仕事が終わったらみんなでサッカーをしたり卓球をしたり。
あとは、会社でマラソン大会があって、部署のチームで「出ようよ」って声をかけ合って、何人かで出てました。
その練習で毎日仕事終わりに走ったりしてましたね。
偶然の出会いが導いた転職
——それだけ充実した環境だったのに、なぜ転職を考えたんですか?
おきゃん:期間従業員だったので3年という期限があったんです。
本当は大学に行く予定をしてたけど無理だったから、一旦お金貯めようということで前職の会社に就職しました。
そうして働きながら、将来何をしようかなと思ってた時に元々スキンケアとかシャンプーとか、いろいろ試してみるのが好きだったんです。
SNSでも美容系のアカウントをいろいろフォローしていて、そのときに木村石鹸を見つけました。
そこで、「12/JU-NI」を使ってみて、めっちゃいいやん!と思って、社長もTwitterで面白いことを言ってたりするから、そのときフォローしてて気になってたけど、「伊賀に工場があって開発職を探してる」という案内もあって…
元々高校では理系だったので、開発職には興味がありました。
実は、開発職に就けるような専門学校も探したりしていて、私は開発職は未経験だけど、木村石鹸で働きながら必要な知識を身に着けていこうと思いました。
面接は、絶対落ちると思ってたけど、経験になるしって、ダメ元で行ってみたんですけど、いつのまにか就職していました(笑)
開発から「何でも屋さん」へ
——開発として入社されたというお話でしたが、入社当初はどんなお仕事を?
おきゃん:最初は、開発職として入社しました。
12/JU-NI開発者の多胡さんが伊賀にいたので、開発の知識をつけていっていました。
ただ、私が入社したのが2021年で、翌年2022年に多胡さんが沖縄に研究に行くことになり離れてしまったのですが…
それまでは、多胡さんに教えてもらいながら知識を増やしたり、市販のものと同じものを作ってみたりとか、アレンジしてみたりとかをしていました。
SNSとかで、「この成分がいい」と言われているものの特性や効果を深く知れたりしたので、楽しかったです!
——今は何でも屋さんというイメージがあります。
おきゃん:そうですね。
多胡さんが沖縄にいかれることになって、それから徐々にいろんな業務を任されるようになりました。
今は何でもやりすぎて、自分でも何をやってるんだろう…?と思いますね(笑)
イベント、来客対応、固形石鹸の品質管理、工場見学の対応とか、本当にいろいろです。
——その中でも特に楽しいなと思うことはなんですか?
お客さんと直接会えるイベントですね。これが一番楽しいです!
IGA Smile(年1回開催)とか、百年祭(木村石鹸の百周年イベント)とかでイベントに来てくれる方に対して、イベント後もIGAに来てくれるようにクーポンをつけたりとか、その後もお客さんとつながって直接「あのときのイベントが楽しかった」とか「子どもも楽しめた」とかが聞けたりしたのが嬉しかったです。
IGAは普段、製造をしているスタッフが多いので、あんまりお客さんと直接会話することがないんです。
でも、イベントをするとお客さんから話を聞けたり、IGAのスタッフも楽しめたのでそういうのも良かったなと思います。
お客さんたちも楽しめて、自分たちも普段の業務だけではできないことを経験して、最終的にみんなが楽しかったねとなる雰囲気が好きです。
——IGAのスタッフもイベントのときは、おきゃんさんに「ついていきます!」というような印象があります。
IGAスタッフ
おきゃん:全然そんなことないですよ!
みんなが、みんなと仲良くしようっていう雰囲気です。
年齢も近いし、会社の人というより、友達みたいな感じはありますね。
休憩時間はみんな絶対一緒だし、仕事終わりも自然と残ってゲームしたりしていますね(笑)
イベントのときとかは、「手伝って!」って言ったら絶対みんなが協力してくれる。
製造でトラブルがあって終わっていないときは自分も入るし、工場長とかもラインに入ったりするし、部署関係なく手伝いをする雰囲気は元々あったから、だから私が助けを求めたら手伝ってくれるんだと思う。
——百年祭では八尾とIGAと両拠点で引っ張っていくスタッフがいましたが、会場がIGAということもあり、先頭にたっていたおきゃんさんは人一倍強かったんじゃないかなと感じています。
おきゃん:うまくいくか不安でした!
百年祭以前に、IGASmileのときも10人来たらいいんじゃないかという感じで、スタッフのお母さんやお父さんを呼ぼうという話もしていました。
でも実際イベントをしてみたら普通に100人とかの方がきてくれて。
——キッチンカーさんとの距離もすごく近いですよね。
おきゃん:自分が食べるのが好きだから、自分の好きなキッチンカーが出展しているところにお願いしに行ったりとか、通い詰めたりしていました。
百年祭終わったあととかは、「手足りないときあるから手伝って~」って言われて、お祭りの手伝いをしにいったりとかもしてました(笑)
——えぇ!フットワークの軽さにも驚きです。
おきゃんさんのそのフットワークに、いつも助けられています!
おきゃん:確かにフットワークは軽いかもしれないです。
でも、百年祭とかIGA Smileとかはみんなで協力してやり遂げられたと思います!
イベントにかける思いは私だけじゃなくてみんな強いと思います!
——固形石鹸の品質管理も担当されているんですよね。
おきゃん:はい。品質面の担当をしています。
pHの測定とか、石鹸の仕上がり具合を見て、どのタイミングで型から抜くかを判断したり。
最初の頃は多胡さんにオンラインでつなげて付きっきりで教えてもらいながら、条件によってどんな傾向があるかとか、いろいろ勉強しました。
——検品作業も大変そうですね。
おきゃん:他のスタッフが検品をしてくれているんですが、「木村石鹸」の刻印がちゃんとできているか、欠けや汚れがついていないかを一つ一つ手作業で確認するんです。
すべての商品をチェックするので、本当に大変な作業です。
地域とのつながりを大切にした取り組み
——最近は工場見学や物販などの、直接人に会える活動にも力を入れていますよね。
おきゃん:そうですね。
IGAは工場見学の通路もあるので、それを活用して地域の小学生を受け入れたり、一般の方の見学も毎週木曜日に実施しています!
木村石鹸のことをまず知ってもらって、そして地元の人には伊賀にもこんな会社があるということを知ってもらいたいです。
商品に興味を持ってもらったり、直売に頻繁に来てもらえるようになったらお客さんとも関係性も持てるし、将来的には就職を考えてもらったり。
——今後やってみたいことはありますか?
おきゃん:工場に展示スペースがあるので、小学生の作品とかを飾るアートギャラリーみたいなことができたらいいなと思います。
地域の子供達のアート作品を見に来たついでに工場見学してもらうとか。
三重県は大学も少ないので、若い方にも地元の企業を知ってもらうことも大切かなと思っています!
——ここまで、お話しいただきありがとうございました。
最後に好きなおにぎりの具材を教えてください!
おきゃん:明太子です!
——ありがとうございました!
工場見学受付中! 三重県伊賀工場IGA STUDIO PROJECTでは工場見学を受け付けておりますので、お問い合わせ・ご相談ください! 個人向け 魅力溢れる伊賀を、ぶらりと体験する小さな旅「いがぶら」を開催。 三重伊賀工場 「IGA STUDIO PROJECT」の見学では、普段みなさんが使っている洗剤・化粧品の製造工程を見ていただきます!最後にはお土産も! 工場見学をして気になった商品をその場でご購入いただくことも可能です。(一部商品を除く) 費用:お一人様:1,000円 ビジネス向け(工場見学/講演) 人数:最低5人 最大20人(20人以上の場合は要相談) ※他、所要時間・費用に関しては要相談 |