
くらしの豆知識
生乾き臭を攻略せよ。
社長が発信するあわあわ便り6月号。テーマは、梅雨の「生乾き臭」です!
この季節になると毎回何かしら話題に上がる「生乾き臭」。嫌ですよね。
多分、このメルマガでも以前に触れたことはあった気がしますが、そんなことは気にせず再度、生乾き臭について考えてみます。
生乾き臭の正体と対策
生乾き臭の主な原因は、モラクセラ菌という細菌です。この菌は、洗濯物がなかなか乾かない環境、特に湿度が高く、温度が25℃前後になる場所で繁殖しやすくなります。
衣類に付着した皮脂や汗、洗濯で落としきれなかった汚れなどをエサにして、モラクセラ菌が代謝活動を行う際にあの不快な臭い成分を生成します。これが、あの独特な「生乾き臭」の正体です。
モラクセラ菌は洗濯耐性があるので、洗濯だけで取り除くのはかなり難しいです。また紫外線にも強いので外干ししたら大丈夫かというと、既に菌が大量に発生していた後ではあまり意味がなかったりします。
からっからに乾いてる時は大丈夫なのに、汗で少し湿ったりしてくると臭ってくるのは、あれは菌が活発化する条件が揃ったからです。この場合、洗濯前に既に衣類やタオルに菌が繁殖しているケースが殆どなので、こうなってしまっていると洗濯も外干しもあんまり効かないのです。
衣類から生乾き臭がしたら....
なので、衣類から生乾き臭がしたら、洗濯でなんとかするという発想はやめた方が良いです。臭いを消すために柔軟剤の量を増やすとか、生乾き臭に効く衣類用洗剤を使うとかには頼らない方が良いです。
酸素系漂白剤でのつけおき
衣類から生乾き臭がしたら、まずは、その衣類だけを酸素系漂白剤などにつけ置きしましょう。これで一旦リセットします。
木村石鹸ではそこかし粉という酸素系漂白剤をご用意しています
煮洗いも有効だけど
酸素系漂白剤が手元になければ、煮洗いという方法もあります。(60度以上のお湯に30分以上浸け置く)
ただ、殆どの人は衣類を煮洗いできるような大きさの鍋は持っていないと思うので、なかなか難しいですよね。やかんなどでただ熱湯をかけるだけだと60度以上の温度に維持するのは難しいので、むしろ温度が下がってモラクセラ菌が活発化してしまいかねません。
コインランドリーの乾燥機を使う
近くにコインランドリーなどがある場合は、コインランドリーで洗濯して乾燥機までしっかり行うという方法もあります。
コインランドリーの乾燥機は、80℃〜120℃程度まで温度が上がるため、確実に菌を取り除くことができます。家庭用の乾燥機だとそこまで温度が上がらないものが多いので、モラクセラ菌を取り除くのは難しかったりします。
そもそも菌を繁殖させないようにする
生乾き臭対策で最も大事なのは、そもそも菌を繁殖させないようにすることです。
モラクセラ菌はどこにでもいる菌なので、菌自体を除去することは不可能に近いです。
ただ、条件が揃うと一気に繁殖してしまうのでそれを防ぐのです。
洗濯カゴに詰め込みすぎない
通気性の確保: 洗濯物をカゴにぎゅうぎゅうに詰め込むと、空気の通り道がなくなり湿気がこもります。特に濡れたタオルや汗をかいた衣類は、そのまま放置するとあっという間に菌が繁殖してしまいます。
洗濯カゴの選び方: 通気性の良いメッシュ素材や、隙間のあるタイプのカゴを選びましょう。
洗濯機の中に放り込んでおかない
中には、洗い物を洗濯機の中に放り込んでおいて、溜まったら洗濯するみたいな人もいますが、洗濯機の中も高湿で菌が繁殖しやすい条件が揃っています。
一時的な干し場: すぐに洗濯できない場合は、一時的にハンガーにかけるなどして、カゴに入れっぱなしにしない工夫も有効です。
洗濯物を放置しない、なるべく早く洗う
汗や皮脂の付着: 着用後の衣類には、汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れが付着しています。これらはモラクセラ菌の絶好の栄養源です。
洗濯槽の定期的な掃除
カビや菌の温床: 洗濯槽の裏側は、洗剤カスや水アカ、衣類の汚れなどが蓄積しやすく、カビや雑菌の温床になりやすい場所です。ここから衣類に菌が移り、臭いの原因となることがあります。
専用クリーナーを使う
月に1回程度、洗濯槽クリーナーを使って定期的に掃除することをおすすめします。木村石鹸では縦型用とドラム式用の二種類の洗濯槽クリーナーを用意しています。
洗濯物の詰め込みすぎに注意(洗濯時)
洗浄効果の低下: 洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、水流が悪くなり、洗剤が衣類全体に行き渡らなくなります。これにより、汚れや菌を十分に洗い流すことができず、菌の繁殖に繋がります。
洗い物は適正量: 洗濯機の容量を守り、適正な量で洗濯するようにしましょう。
洗剤や柔軟剤も適正量: 洗剤や柔軟剤は、多すぎても残ってしまい菌のエサになることがありますし、少なすぎても洗浄力が落ちます。表示された適正量を守りましょう。
洗濯後の乾燥を徹底する
最も重要: 洗濯後の乾燥が不十分だと、いくらきれいに洗っても菌が繁殖してしまいます。
風通しの良い場所: 部屋干しの場合でも、換気をしっかり行い、扇風機や除湿機を活用して早く乾かすように心がけましょう。僕は部屋干ししかしないですが、干している間はサーキュレーターを回して、常に風を循環させるようにしています。
これらの対策を組み合わせることで、モラクセラ菌の繁殖を効果的に抑え、生乾き臭の発生を大幅に減らすことができます。
実際僕は一年中部屋干ししかしないですが生乾き臭に苛まれることは殆どありません。
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