その他ブランド
過炭酸ナトリウムで衣類についたコーヒーのシミ(染み)を取る
車運転してるときに、コンビニで買ったコーヒーを飲もうとしてこぼしてしまいました。運転中ですぐに対処ができず、とりあえず水洗いでごしごしやってみましたが、全然取れる気配がありません。
車運転してるときに、コンビニで買ったコーヒーを飲もうとして、こぼしてしまいました。すぐに対処すれば良かったのですが、運転中ということもあり、しばらくほったらかし。
家に帰って、確認すると、べっとりコーヒーのシミ(染み)が衣服についてました。とりあえず、水洗いでごしごしやってみましたが、全然取れる気配がありません。
わかりにくいかもしれませんが、拡大すると...
見えにくいかもしれないですが、コーヒーの茶色い染みがかなりの広範囲に...
けっこうがっつりシミになってしまってます。どんな飲み方して、ここまでシミつけるんだと突っ込まれそうですが....
過炭酸ナトリウム、別名、酸素系漂白剤でシミ取りをしてみる
ということで、家にあった過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で、30分ほど漬け置きしてみました。
過炭酸ナトリウムは、こちらのブログでも何度も紹介しましたが、洗濯槽のカビ取りなどにも使えるなかなか便利な原料です。
ただ、洗濯槽のカビ取りだけに過炭酸ナトリウムを使うのはもったいない。過炭酸ナトリウムは、別名「酸素系漂白剤」。そう、漂白剤として使えるのです。というか、どちらかというと漂白剤としての利用がメインで、洗濯槽の掃除に使うのがサブなのかもしれませんが。
▼参考:過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で洗濯槽を洗浄してみる
▼参考:新品購入の洗濯機がたった5ヶ月で~洗濯槽はけっこう汚れてる
どんなシミでも白くできるというわけではないですが、コーヒーや紅茶、果物、調味料などのシミならば、過炭酸ナトリウムでもかなり取れます。
使い方は簡単。水2リットルあたりに、過炭酸ナトリウムを大さじ1杯程度溶かします。
量の加減ですが、そんなに厳密でなくても大丈夫。私は、洗面所にお湯をはって、そこに過炭酸ナトリウムを投入しましたが、目分量で適当に入れました。そして、衣類を15〜30分程度浸しておくだけです。ただ、使用量が多すぎると色柄ものを漂白してしまう可能性もあるので注意は必要です。
お湯に過炭酸ナトリウム加えて漬け置き。
ちょっと入れすぎたせいもあって、想像以上に泡が立ってます。
過炭酸ナトリウムを水に溶かすと炭酸ナトリウムと過酸化水素に分解し、炭酸ナトリウムが水に溶けることでアルカリ性になります。過酸化水素はアルカリ条件下で活性酸素を放出し、これが酸化反応を起こして衣類を漂白してくれます。
水よりも50度ぐらいのお湯のほうが、泡立ちが良くなり、汚れも取れやすくなります。ただし、50度以上のお湯を使うと分解が速くなりすぎて、十分な効果が得られないこともあります。
勘違いされてる方もいますが、シミや汚れに直接、過炭酸ナトリウムを塗り付けて、擦っても、あまり意味はありません。
なんとなくシミは取れたかな..
漬け置いた後、水でよくすすぎ洗いをしてください。
過炭酸ナトリウムはいろんな用途に使えます
過炭酸ナトリウムという原料は、いろいろな用途に使える原料です。 今回はシミ取りに使ってみましたが、例えば、衣類の黄ばみ、黒ずみ、赤ちゃんの肌着、おむつの漂白・除菌・消臭、ふきんやおしぼりの漂白・除菌・消臭、まな板、食器、ゴミ入れ、哺乳瓶の除菌・消臭などなど....
非常に幅広い用途として使えますので、一家に一つ、あると、とても便利な原料です。
弊社では、エコフレンドというシリーズで「過炭酸ナトリウム」を販売してます。 国産の確かな品質のものですので、ぜひ、ご興味ある方はこちらから。
他にも、漂白剤はいろいろあるよ
漂白剤には、今回利用した過炭酸ナトリウム以外にも、いろいろなものがあります。それぞれの特性に合わせて使い分けると効果的です。
こちらのエントリーで、各種、漂白剤の特徴や違い、そして実際のデニム生地を使った漂白実験の模様などをレポートしてますので、参考にして下さい。