asuno
正直、売れないと思っていたasunoが2歳になります。
発売2周年を迎えた粉末洗濯洗剤「asuno」。あえて世の中の流れと逆を選んだ理由と、この2年の歩みを木村が正直に振り返ります。
書き手:キムショー
こんにちは。木村石鹸の木村です。
今月末、8月30日で、asuno(あすの)という洗濯洗剤が発売から2年になります。せっかくなので今日は、この洗剤の話を正直に書かせてください。

この洗剤、出すとき、何人かの社員から「こんなの売れるんですか?」と聞かれました。言い方は丁寧でしたけど、明らかに「売れないでしょう」という顔でした。
***
きっかけは、友人が書いていた「ダメな人のための洗濯の知識」という記事でした。読んで、けっこう衝撃を受けたんです。要するに、いちいち素材のことなんて考えなくても、おしゃれ着用の洗剤を使っておけばだいたい大丈夫、という話です。
洗剤をつくっている側の人間って、どうしても「どれだけ汚れが落ちるか」に執着してしまいます。落ちる、もっと落ちる、そのために洗浄力を上げる。ずっとその競争をやってきた業界です。
でも、言われてみると、大人が普段の生活でそこまでひどく服を汚すことって、実はあんまりないんですよね。日々ついている汚れの正体は、だいたいが汗と皮脂、あとはチリやホコリです。ひどい汚れがついたときだけ、その部分を洗えばいい。
だとすると、洗浄力をこれ以上上げることより、汚れをちゃんと落として、余計なものを衣類に残さないことのほうが、ずっと大事なんじゃないか。そう思って作ったのがasunoでした。「あらう、すすぐ、のこさない」というだけの、シンプルな洗剤です。
***
ただ、この洗剤、あえて決めたことが、ことごとく世の中の流れと逆でした。
ひとつめ、中性洗剤にしました。洗浄力はあえて上げず、ちょうどいいところで止めています。そのぶん、ウールやシルクみたいなデリケートなものも、普段着も、これ一本で洗えます。
ふたつめ、粉にしました。いま洗剤市場で粉末はもう全体の1割以下です。それでも粉にしたのは、市場性で選んだからではなくて、容器のプラスチックを減らしたかったからです。
みっつめ、すすぎは2回でお願いしています。世の中の最先端は「すすぎゼロ」です。技術としてはすごいと思いますし、時短も節水も価値があるのはわかっています。それでも僕らは逆に「ちゃんと2回すすいでください」と言っている。汚れは、水にうつして初めて落ちるからです。
よっつめ、無香料です。香りで良さを演出することを、していません。
いつつめ、計量スプーンを付けていません。これはもう、すみません、としか言いようがないのですが、プラスチックを減らしたくて。大さじで測ってもらっています(水30Lに10g、大さじ2/3くらいです)。
おまけにブランドページには、この洗剤では落ちない汚れも書いています。
泥、食べこぼし、ラー油、口紅やファンデーション、それから溜まってしまった襟袖の黄ばみ。このあたりは、asunoだけでは苦手です。
香りもない、劇的な変化もない、すすぎは減らせない、スプーンも付いてない、おまけに落ちない汚れまで宣言している。社員が「これ売れるんですか?」と聞きたくなるのも、まあわかります。
正直に言うと、僕も「絶対に売れる」と自信をもって言い切れたわけではありません。ただ、こういう洗剤を必要としている人は絶対にいるし、ある一定の層には必ず支持してもらえるはずだ、とは思っていました。そこだけは疑っていませんでした。
***
それが、2年でずいぶん変わりました。
発売した年は年間で数千個ほどだったのが、この1年は前年の倍を超えるペースで伸びていて、今年の出荷数は余裕で万を超えます。うちの洗濯洗剤の原点であるSOMALIの洗濯用液体石けんを、数量では追い越しそうな気配すらしています。
不思議なもので、広告でどんと広がったわけではないんです。一度使った方が、そのまま続けてくださる。それがひたすら積み上がっている感じです。
以前、asunoを買ってくださった方に「使ってみて、普通だなぁと思われたかもしれません。その通りです」というメールを送ったことがあります。ずいぶん失礼なメールですけど、実際そうなんですよね。使った瞬間に感動するタイプの洗剤ではない。ただ、しばらく使っていると、服が妙にへたらないな、とか、洗濯がシンプルになったな、と感じてもらえる。そういう地味な良さだけで2年もったのは、正直、うれしい誤算でした。
***
最後にふたつだけ。
ひとつは、苦手な汚れのこと。asunoで落ちない汚れは、無理せず部分洗いするか、酸素系漂白剤の「そこかし粉」でつけ置きしてから洗ってもらうのが確実です。ひとつの洗剤で全部やろうとしないほうが、たいてい服はきれいになります。
もうひとつ。「洗濯機の自動投入機能を使いたいので液体版がほしい」というお声を、けっこうな数いただいています。
それで今、asunoの液体タイプを準備しています。中身の考え方は粉と何も変えません。機能を盛らない、ちょうどいい洗浄力、無香料。そこは変えずに、使い方だけ増やす感じです。できあがったら、また報告させてください。
2年、ありがとうございます。無理におすすめはしませんが、もし「普通の洗濯を、普通にちゃんとやりたい」と思っている方がいたら、たぶん合うと思います。
まだ暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。また来月。
asuno 粉末洗濯洗剤 ¥980

あらう・すすぐ・のこさない。
木村石鹸が考える「ちょうどいい洗濯洗剤」
\ 8月のプレゼントキャンペーン /
ご注文金額が11,000円(税込)以上で
「asuno」を1袋プレゼント🎁
※ 8月31日 23:59までのご注文が対象
※ 品切れ時は別の商品となる場合があります
※ ご請求先と送り先氏名が異なる場合は対象外
※ 定期便と一緒にお届けの場合は対象外
(定期便特典についてはこちら)

