木村石鹸日記
【序章編】東京高円寺「小杉湯」を洗う
東京高円寺にある銭湯「小杉湯」を、木村石鹸がお掃除することに! お掃除にいたるまでの背景のお話です。
SOMALIの洗濯用液体石けんを導入頂いたことをきっかけに、それ以来仲良くして頂いている東京高円寺にある銭湯、「小杉湯」さんを木村石鹸がお掃除する企画がこの度実現しました!!
「何それ!?」と、木村石鹸社員も社長が勝手に決めてきてから聞かされたので、初めはよく分からない状況だったんですが・・・
その昔、深夜の銭湯に通って洗剤を開発した。
昭和40年代頃のお話ですが、この時代、銭湯や公衆浴場では、浴室を掃除するのに、磨ぐための砂を使ってタワシでゴシゴシ掃除するという、とても重労働が強いられていました。
それを見かねた木村石鹸先代社長(現社長のお父さんであり、現会長)は、もっと簡単に浴室の汚れを落とせる洗剤を作れないもんかと、営業終了後の深夜の銭湯に何度も通って(夜中に家を出ていって、奥さんからよく怒られたそうです)、銭湯向けの洗剤を開発した歴史があります。
当時の様子を語る会長と奥さん ※自宅にて
そんな中、現社長(先代社長の息子)は銭湯を掃除した経験がなく、小杉湯さんとお話してしている中で、是非一度お掃除させてくださいとお願いし、実現に至りました。
快く受入れてくださった、小杉湯三代目店主の平松佑介さんに本当に感謝です!
高円寺で愛されて85年
小杉湯さんは昭和8年創業で、レトロな建物が特長的な、地元高円寺で愛される老舗の銭湯です。
最近では情熱大陸のTV番組に出演された、銭湯イラストレーターの塩谷歩波さんが小杉湯さんで働かれていることでも有名です。
三代目店主の平松佑介さんは、銭湯以外にも、銭湯に集う多種多様なひとを巻き込んで「銭湯ぐらし」といったプロジェクトを生み出したりと、多岐にわたってご活躍されています。
JR高円寺駅から商店街を通り抜けて徒歩5分。古き良き佇まいでかっこいいです。
明るくて気持ちのよい空間。奥には、この道60年の絵師さんが描く富士山が。
色んな場所に塩谷さんの銭湯図解が貼られています。銭湯好きにとってはたまりませんね。
レンタルタオルはIKEUCHI ORGANICさんのタオル(ふっかふかで本当に気持ちいいです)。木村石鹸のSOMALIで毎日洗って頂いてます。
さて、そんなこんなでついに、お掃除する日がやってきました。
木村石鹸スタッフもワクワクドキドキしながら向かいましたが、集合時間はなんと夜中の12時(苦笑)。
小杉湯さんの営業は深夜1時45分までなので、少し早めに集まって打ち合わせしました。
中央奥のグレーシャツの人: 小杉湯三代目店主 平松さん
左側手前の濃いグレーシャツの人: HAL INDUSTRYの中村さん
右側のグレーの帽子の人: ラフルの中村さん
右側奥のメガネの人: 木村石鹸 木村社長さん
左側奥の白Tの人: 木村石鹸 宮本さん
右側手前の白Tの人: 木村石鹸 新人えむちゃん
と、当日は色んな方々と集まってお掃除することになりました。
飲み物は銭湯の牛乳とフルーツジュースです^^
ボイラー室も見せて頂きました。
中々普段見ることがないので、みんなちょっと興奮気味。
銭湯の裏側ではこんなに沢山の機械が動いてるとは・・・
そうこうしている内に、夜もふけて参りました。そろそろお掃除の時間です。
(↓続きは「お掃除編」へ)