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重曹を使った洗浄方法〜お鍋に付いたコゲを取ってみる〜
重曹を使った洗浄方法の第2弾。今回はお鍋についたコゲを取ってみることにしました。少し目を離したスキに焦げてしまった…ということありますよね。
重曹を使った洗浄方法の第2弾という事で、今回はこんな汚れを取ってみることにしました。
その汚れとはお鍋についたコゲです。火の通りやすいものを炒めたり、火加減の難しい料理を長時間グツグツ煮込んでいるとコゲは付きやすくなるものです。さらには少しの間、目を離したスキに焦げてしまったなんてこともあるかもしれません。
初めは少しくらいならと思うのですが、頻度や月日が経過するにつれて汚れが目立ち、気付いた頃には頑固な汚れとなって取るのも困難な状態になってしまいます。
最近のお鍋はコゲが付きにくく加工されていますが、それでもコゲは付いてしまいます。とくに加工された鍋を金属製のタワシで擦ると加工が取れてしまうこともあります。
そんな時には重曹を使ってコゲを取りましょう!以下に方法をご紹介します。
重曹で、驚くほど簡単にコゲ(焦げ)は取れますよ
用意して頂くものは「焦げ付いた鍋」、「水」、「重曹」とガスコンロなどの加熱調理器があれば大丈夫です。
焦げた鍋
写真は焦げた鍋です。今からキレイにコゲを取り除きたいと思います。
1.使用方法に従って焦げ付いた鍋に水を半分程度入れます。
焦げ付いた鍋に水を半分程度入れます。
2.次に小さじ4杯分の重曹を投入します。かき混ぜてもかき混ぜなくても大丈夫です。投入したら加熱をして沸騰させていきます。
小さじ4杯分の重曹を投入します。
3.沸騰している状態です。
鍋に入れた水の量を半分にしているのは、このように沸騰すると泡が出てきて鍋の上部まで上がってきますので水の入れすぎには注意して下さい。中火でくらいの火加減で行いましたが、このまま5分くらい沸騰させます。
沸騰している状態
4.沸騰させた後は、しばらく放置させます。長く放置するほどコゲが取れやすくなりますが、約2時間放置させました。それが上の写真で、水が少し白っぽくなっています。
しばらく放置
5.鍋の中の水を流した状態です。
初めに比べて一部分ですが少し光沢が出てきました。ここからは前回同様に重曹の研磨効果を利用して擦っていきます。
鍋の中の水を流した状態
6.少し濡らしたスポンジに重曹をつけます。せっかくなのでスポンジは柔らかい素材を用いて重曹の研磨効果を試しました。
スポンジに重曹をつける
7.写真から見て鍋底の上半分だけ擦ってみました。力もそれほど使わずコゲが取れました。それでは全て仕上げていきます。
上半分だけ擦ってみる
7.完成です。完全に鍋底のコゲは取り除くことができましたし光沢を取り戻すことに成功しました。
鍋の上部にはまだ少し残っていますが、沸騰した際に鍋の中の水が上部にまで届かなかったのが原因かと思います。加熱中に水を加えるのは噴きこぼしの危険がありますので、放置させた際にもう少しぬるま湯を入れて鍋を満水にしても良かったかもしれません。
完全に鍋底のコゲを取り除けました。
コゲが取れる仕組みとして、重曹は水を入れて加熱をすると、水・二酸化炭素・炭酸ソーダに分解します。
その際に発生した二酸化炭素が泡となって汚れを浮かし、強いアルカリ性に変化した炭酸ソーダが油やタンパク分で構成された汚れを強力に落としていきます。それぞれの相乗効果によって汚れを落としていくのが重曹の特徴です。
今回はステンレス製の鍋を使用しましたが、アルミ製のものはアルカリ性に弱く黒ずんでしまいますので使用は控えてください。
クレンザーやたわしで擦るよりもかなり効率がよく力も必要としないので是非一度、挑戦してみて下さい。
まだまだある重曹の活用術
重曹とクエン酸があれば簡単に炭酸入浴剤が作れたり、茶渋も重曹でキレイに落とせたりします。詳細は、「関連読みもの」をご覧ください。
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