CFP(カーボンフットプリント)算出への取り組み
CFP(カーボンフットプリント)算出への取り組み
木村石鹸は、「人と環境にやさしい製品」を目指してものづくりを行ってきました。
そして地球温暖化に伴う気候変動が深刻化する中、さらに一歩踏み込んで、“製品が地球環境に与える影響”を軽減する取り組みを進めていきます。
その一つが、CFP(カーボンフットプリント)の算出です。
【CFP(カーボンフットプリント)とは?】
CFPとは、Carbon Footprint of Products(製品のカーボンフットプリント)の略称で、
ある製品が原材料の調達から製造・流通・廃棄に至るまでに排出する温室効果ガス(CO₂など)を「見える化」する仕組みです。
たとえば――
- 原料の採掘・栽培・精製にかかるエネルギー
- 原料の輸送や保管時の燃料
- 工場での製造時に使う電気やガス
- 商品をお届けする配送手段
- 最後に処分されるまでのごみ処理方法
このように、製品がかたちになるまでに環境へ与える影響を、ライフサイクル全体で把握するのがCFPです。
気候変動が深刻化するなか、企業は「環境にやさしい」と掲げるだけでなく、科学的な根拠に基づく責任ある情報開示と改善努力が求められています。
ただ数値を出すことではなく、排出量の実態を知ることで製品設計・原料選定・製造工程・輸送方法の見直しや、カーボンオフセット(排出した分を他の方法で埋め合わせること)へとつなげていくことがCFP計測の目的となります。
つまり、未来の脱炭素社会に向けた具体的なアクションの起点となる取り組みです。
現在、木村石鹸では「SOMALI」「12/JU-NI」シリーズの一部製品からCFP算出を開始。
以下のような項目を調査・集計しています:
▼ 算出対象項目(一部抜粋)
【原材料】
- 製品に含まれる原材料の種類と構成
- 製品あたりの原材料使用量(g)
【輸送】
- 原材料生産者の所在地からの距離
- 輸送手段(トラック・航空・船など)
【工場のエネルギー使用量】
- 契約電力会社および電気使用量(kWh)
- ガス使用量(m³)
【工場生産に占める割合】
- 工場全体の生産量
- 該当製品が占める割合(%)
これらのデータをもとに、製品ごとの環境負荷をできる限り正確に把握し、改善可能なポイント(素材選定・製造工程・輸送手段など)を社内で議論・見直ししていく予定です。
将来的には、CFPの可視化をさらに進め、すべての製品において環境負荷を公表できる体制を目指しています。
具体的には、2027年までに全ての商品のCFP算出を終え、2035年までにカーボンニュートラルを目指せるような体制づくりを行なう予定です。(2025年時点)
「”本当にいい”商品」は、環境にもいい商品であるべきだと考えています。
人と暮らしと地球にとってのちょうどいい関係の追求とは、正解のない複雑なテーマです。
だからこそ、まずは自分たちがどこで、どれだけ環境に負荷をかけているのかを把握することが、私たちの責任だと考えています。
大切なのは、「正解を知ること」ではなく、「正直に向き合い、行動を重ねること」。
木村石鹸はこれからも、“小さな町工場”だからこそできる、誠実で継続可能なものづくりを模索し続けます。
- HOME
- CFP(カーボンフットプリント)算出への取り組み