インテリアやその環境を汚したくない

ドラッグストアやスーパーの棚では違和感のない派手なデザインも、私たちの家に置くと、すごく浮いたものになるものが殆どではないでしょうか。

身の回りをキレイにするもの、モノの汚れをとったり、衣類や場所をキレイにしたりする、そういうアイテム自体が、その空間自身を汚してしまうものになっているのではないか、そんな疑問が私たちにはありました。

SOMALIの容器は、どんな環境に置いて頂いても、主張しすぎず、自然とその空間に溶け込んでくれるのではないかと思います。
普段使うものだからこそ、飽きのこない、シンプルなデザインにしたい。SOMALIのデザインはそんな考えから生み出されています。

透明ボトルのソープが難しい理由

市販の洗剤やボディソープなどには、実は透明ボトルを採用しているものは殆どありません。色が変わると不良品だと思われる可能性があるため、直接色がわかる透明ボトルは使いにくいのです。透明ボトルの商品は、合成着色料で色を整えているか、天然由来の素材を使っていないものが大半だと思います。また、「石けん」を主洗浄成分にしているものでは皆無に近いのではないかと思います。

SOMALIに配合されている原料は天然素材が多いため、ロットごとに商品そのものの色のバラつきが出ます。合成着色料などを使用すれば、色を均一化することは容易です。しかし、SOMALIでは可能な限り天然のものを使う、というコンセプトから、あえて色のバラつきを個性として生かすことにしました。もちろん、洗浄力や品質には何も影響はありません。

石けんは濃度が高くなると濁ってしまう

石けんの洗浄力を高めるためには、濃度を高くする必要があります。濃度を高くすると色が濁りやすくなるので、石けんを主洗浄成分にすると、透明ボトルを使うのが難しくなるのです。

SOMALIの開発においても、この濃度と濁りの問題にはかなり頭を悩ませました。洗浄力を上げると、どうしても濁りが発生し、透明のボトルだとあまりきれいには見えなくなってしまうのです。

何度もの試行錯誤があり、最終的には、さまざまな条件や環境下で放置しても、濁ったり分離したりしない※ような現状のSOMALIの処方が完成しました。(※100%保証できるものではなく、保管環境や状況によっては濁りや分離が起きる可能性もあります。)