身の回りのものはほぼ化学物質

2015年7月、化学物質のデータベースである「CAS REGISTRYSM」の登録数が1億を突破というニュースがありました。基本的には、化学物質は、CAS REGISTRYSMに登録することで、CAS登録番号を与えられます。

今でも1日に1万以上の新しい化学物質が登録されていると言われ、その数は急激に増えています。

突き詰めれば、私たちの身の回りにあるものは、すべて化学物質でできているとも言えます。私たちのカラダも、例えば、細胞はタンパク質、骨はカルシウム分というように、化学物質がその根本の構成要素になってます。もちろんSOMALIも化学物質です。

自然にある化学物質と、人工の化学物質

化学物質は、大きく分けると、もともと自然にあるものと、自然界にはなく人為的に作り出したものに分かれます。

SOMALIの主原料である「石けん」は、実は、もともと自然にある化学物質ではありません。「石けん」は天然の原料であると勘違いをしている人もいますが、石けんは、油とアルカリを反応させることで作る人工の化学物質です。

自然界にある化学物質は安全で、人工の化学物質は危険。なんとなくそんなイメージを持たれることが多いのですが、「石けん」がきわめて安全なように、自然か人工かと化学物質の安全性とは全く関係はありません。自然界にある化学物質でも危険なものもあります。

化学物質の安全性は?

洗剤や化粧品などの原料(化学物質)の安全性をきちんと確認したい場合は、その化学物質がどういう由来のものか(植物or石油など)や、自然にあるものかどうか、といった観点を見てもあまり意味がありません。その化学物質の、化学的な構成や物性を見る必要があります。

たとえば、石けんが油と強アルカリが反応してできるように、何かと何かが反応することで元の性質が変わるものもあります。強アルカリは、そのままでは手肌に触れると火傷をする程危険なものですが、反応して石けんに変われば安全な化学物質になります。

化学物質の安全性は、長い年月をかけないと判断がつかないものが多いです。「石けん」は紀元前に誕生したと言われ、とても長い歴史があります。その中で、人体や環境への影響なども検証・評価されてきています。私たちが「石けん」を安全性の高いものと考えているのは、長い歴史の裏付けがある化学物質だからなのです。”