生分解性ってなに?

生分解とは、物質が土や川などの自然に排出されて、それが微生物などによって分解されて無機物へ分解されることを言います。
生分解性が高いほど、環境への負荷が低くなります。

平成29年の日本の下水普及率は78.3%。首都圏や都心部ではかなり普及が進んでいますが、地方ではまだまだ進んでいない地域もあります。家庭用排水に占める台所の割合は40%というデータもあり、台所用洗剤などを開発するメーカーとしては、生分解性の高い洗剤を開発すること、提供することは、今後の持続可能社会の実現に向けての義務だと考えています。

生分解性はどのように測定するの?

生分解性を測定する方法としては、JIS法とBOD法の2種類があります。

JIS法は主に一次分解を調べる試験で、合成界面活性剤の試験に用いられます。一次分解とは、簡単に言うと界面活性作用の失活の度合いを見るものです。

基本的に、石けんは大量の水で界面活性作用がなくなってしまいますので、一次分解は100%になります。

BOD法は究極分解を調べる方法で、石けんにはこの試験が必要です。究極分解は界面活性作用を失う一次分解だけでなく、化学物質が水や二酸化炭素という無機物に変化し、完全に環境中に分解されているかを確認します。

SOMALIに配合されている石けん成分の生分解性は?

SOMALIのハウスケアシリーズに配合されている、自社で釜焚きした「純石けん(脂肪酸カリウム)」をBOD法で測定した結果、4週間で88.1%分解することが判りました。

究極分解においては、70%を超えると易生分解性と言われており、88.1%は非常に高い生分解性であると言えます。一次分解においては、前述の通り石けんは100%です。

ちなみにBOD法で調べた場合、合成界面活性剤の「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」(AES、もしくは、陰イオン・高級アルコール系合成界面活性剤などとも呼ばれる)や、「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」(AS、もしくは非イオン系合成界面活性剤)などは10日で60%程度、「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」(LAS、陰イオン・アルキルベンゼン系合成界面活性剤)は30~40%程度、という試験結果があります。

SOMALI製品の生分解性は?

SOMALIシリーズの中でも石けん成分が多く配合されている、台所用石けんのBOD法による生分解性は83.5%、洗濯用液体石けんのBOD法による生分解性は86.1%という結果でした。SOMALI製品の生分解性も高く、易分解性であることが確認出来ました。

もちろん、石けんの生分解性が高いから、いくら使っても問題ないというわけではありません。基本的に、石けんは使用量が多くなる傾向があるので、セスキ炭酸ソーダや重曹などのアルカリ剤を併用するなどで、使用量をできる限りおさえていく工夫は必要だと考えています。

私たちは、SOMALIをただ販売するのではなく、その使用量をできるだけ少なくするための工夫、環境に負荷をかけないための取り組みなどについても、積極的に情報公開・発信を行っていきたいと考えています。