伝説の芝浦製作所製モータを探して
こんにちは!新米チャンです。
最近はお掃除・お洗濯ネタが続きましたが、今週は木村石鹸のお話です。
目次
それは、あるマーケティング室でのできごと
副社長「そういえば昨日、溝上さん(製造部部長)から面白いこと聞いたんだけど」
新米「どうしたんですか?」
副社長「東芝の前身の芝浦製作所が作ったモーターがまだうちにあるらしいんだよね」
新米「はあ…」
室長「製造の人間からしたらお宝鑑定団なみの代物ちゃうの?!」
新米「それで、どこにあるんですか?」
副社長・室長「知らん」
新米「えw」
そして始まった、伝説のモーター探し
そんなお宝級のモーターがあると聞いて、まずは製品企画部へ。
新米「すみませーん。伝説のモーター探してるんですけど…」
製造部「ああ、なんかそんなんあった気がするなあ。でもどこやったっけ。」
新米「はあ、、やっぱりご存知ないのですか、、」
課長「古いの探してるなら、これあるで」
ほ~確かに年期入ってて、いい味出てます。
1966年ということは、もうすぐ50歳のアラフィフ乳化装置です。
つぎつぎと出てくる昔の道具たち
新米「どなたか、モーターのありかご存知じゃないですかねえ汗」
多胡さん「モーターは知らないですが、天秤なら知ってますよ。」
新米「天秤!今でも使ってるんですか?」
新米「さすがに100年近い会社の歴史を感じますね。もうモーターはないんですかね?」
一同「う~ん。」
そしてついに創業前の明治発行の本まで見つかった
製造企画部「いま探してみたけど、やっぱりないわ!!捨ててしまったわ」
新米「なんとなく途中からそんな気がしてました…残念。ところで、ここ開けてみてもいいですか?」
製造企画部「どうぞ~」
新米「すごい年季はいってますけど、一番古いのどれですか?」
製造企画部「これかなー?」
新米「え、これ明治8年って書いてありますけど笑。」
明治8年で調べて見ると、
・日本ではじめて郵便局が出来る
・銀座に下水竣工
・平民も苗字が必要と命令する
という時代。そんな時代の本が平成のこの小さな会社の本棚に未だ使われているとは…
木村石鹸の看板娘。釜焚き製法の《釜》
そしてなんといっても、大正13年より伝わる釜焚き製法をご紹介しないわけにはいきません。
この釜焚き製法は、木村石鹸の職人が温度調整や原料を混ぜるタイミングをはかりながら、一日つきっきりで作ります。
とにかく手間も暇もかかるので、この製法で製品作りをしている会社は国内ではとても少なくなってしまったそうです。
SOMALIも、そんな釜焚き製法でつくった石鹸からつくられた石鹸洗剤シリーズです。
木村石鹸 | 大正生まれの大阪・八尾の石鹸会社ーちいさな会社だからできる、ちいさな「いいな」に応えるモノづくり。木村石鹸は、創業時より伝わる伝統の釜焚き製法による石鹸づくりを今でもつづけています。手間も時間もかかるこの製法。一度に少しずつしか作ることができません。決して効率的ではないこのやり方は、今ではとても少なくなってしまいました。90年も受け継いできた木村石鹸のアイデンティティでもある釜焚き製法。この伝統の製法をつかって、現代の消費者のニーズにあった商品づくりができないか。そんな思いから2015年うまれたのが、SOMALIです。社員30人のちいさな会社だから、おおきな会社にはできない、ちいさな「いいな」に応えるモノづくりが木村石鹸のモットーです。
Posted by 木村石鹸 Kimura Soap Co.,Ltd. on 2015年9月27日
すべての製品を釜焚き製法でつくっているわけではありませんが、せっかく90年つづけてきたのですから、この先もこの製法を守っていきたいものです。
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おまけのおまけ
余談ですが私は昔の広告を見るのが好きです。当時の価値観とか、文化が透けて見えるので。
今回も石鹸の広告ってどんなんだろと調べてみたのですが、洗濯石鹸の代わりに衝撃的な広告が大漁に見つかりました。
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東京から大阪・八尾の木村石鹸にマーケティングやりにきました。
人生のモットーは迷ったらドラマチックな方を選ぶです。