バレル研磨について
研磨槽内に研磨石(メディア)、工作物(ワーク)、水、コンパウンドなどの添加物を加え研磨槽全体に回転、振動、遠心などの運動を与えて、工作物と研磨石の摩擦によって工作物を研磨する方法です。
大量の工作物を1回の処理で均一に仕上げることができ、工作物のバリ、スケールを除去、荒研磨、光沢研磨などの表面仕上げを行います。
※コンパウンドの作用
①清浄作用 ②光沢作用 ③分散作用 ④防錆作用 ⑤脱脂作用
⑥発泡作用(泡による緩衝作用) ⑦水の調整など
バレル研磨法について
代表的な研磨法:(1)回転バレル研磨(2)振動バレル研磨(3)遠心バレル研磨
(1)回転バレル研磨
・メディア(研磨石)
・ワーク(工作物…アルミニュウム、ステンレス、鉄、亜鉛、銅、真鍮など)
・水…水量はバレル機によって異なりますが、普通はマス面と同位~ややマス面上
・コンパウンド(粗、脱脂、光沢仕上用など)・・・・水に対して1.0%~2.0%
研磨槽内に上記4点を投入し、研磨槽全体に回転運動を与えてメディア(研磨石)とワーク(工作物)の混合(マス)に流動性を生じさせ、互いの相対運動による摩擦でワーク(工作物)を研磨加工する方法です。


(2)振動バレル研磨
研磨槽に振動を与えることにより生じた工作物と研磨石の相対運動により研磨します。
一般的には、適当な化学薬品を用います。これらの薬品は光沢作用と同時に、長期にわたってバリ取り作用や研磨作用を害しないものでなければなりません。
【特徴】
・回転バレルに比べて3~5倍の研磨能力を持ち、大量生産向きです。
・粗仕上げから光沢仕上げまで幅広く利用できます。
・自動化しやすく、コスト削減、工程の省力化、人的作業の削減、生産性向上


(3)遠心バレル研磨
複数のバレルをターレット円盤の回転軸心の同心円上に等間隔で分離して取り付け、高速で旋回運動を行わせて遠心力を与え、その遠心力効果による強力な研磨効果を発揮します。
【特徴】
・回転バレルの数十倍の研磨能力を有する。
・広い用途に利用されており、なかでもカメラ、時計、電子電気部品など精密機械部品への利用が多い。
・回転バレルで要する時間の短縮化。







