16年目を迎えた親孝行月間
4月1日。世の中的には、「エイプリルフール」だったり、新しい期の始まりだったり、入社式だったり、するのだと思いますが、弊社の場合は「親孝行強化月間」の開始日です。
「親孝行強化月間」は、弊社の恒例行事(行事でもないですが)で、なんと今年で16年目になります。
簡単に言うと、「親孝行強化月間」とは、社長から全社員に「親孝行」を目的に使って下さいということで、一律一万円が支給されるという制度です。
木村石鹸では、親孝行ができる社員づくりを目標にしてます。
今の自分がいるのは両親、そして祖父や祖母、ご先祖様がいるからであり、そういった自身に連なる歴史に対して感謝を忘れないようにしよう、というのがこの制度の意図にあります。
もちろん普段から普通に親孝行できることが最上なわけですが、人はなかなかそれができない。わかっていてもついつい自身の都合や感情を優先させてしまったり、親孝行は後回しになってしまうことも多いはず。
なので、あえて「強化月間」ということで、この月ぐらいは真剣に親孝行について考えてみよう、普段できない親孝行に取り組んでみよう、ということでこの制度が始まりました。
この制度を始めた当初は、「親孝行」の重要性といっても、ピンときてない社員も多く、支給された1万円で皆で飲みにいったりと、自身の享楽に使ってしまうという人もいたということでした。
しかし、続けて16年。徐々に、そういう社員も少なくなり、今では、おそらくほとんどの社員が、この1万円でどんな親孝行ができるだろうかと考え、実行してくれるようになっています。
もちろん何らかの事情で親がいない人もいます。そんな人は、身近にお世話になってる方や恩人、あるいはご先祖様でも構いません。今の自分を支えてくれている人たちや、今の自分を育ててくれた人たちに、改めて感謝しよう、何か気持ちを伝えよう、そんな心の持ち方が大事だと、木村石鹸では考えています。
また、倫理や道徳的な問題だけでなく、親孝行する人が増えると、経済もよくなる、と、社長は真剣に考えてたりします。
親孝行する人が増えると、お年寄りは安心してもっとお金を使うようになる。今は、老後のことを考えたり、万が一に助けてくれる人が誰もいないので、自分でなんとかしないと、と考える高齢者が多いのではないかと。世の中で親孝行が増えれば、安心が広がり、そうすると経済ももっと潤うのだ、というのが、社長の持論です。
いずれにせよ、こういうユニークな制度は、これからも続けていきたいです。
you may also like:
大正13年創業。自社工場で釜焚き法により石鹸成分を一から製造できる国内では数少ないメーカーの1つ。安全・安心な商品を提供します。