意外と見落とされてる洗濯槽の汚れ
新年一発目は、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で洗濯槽の掃除をしてみようという企画です。
年末の大掃除も終わって、まだまだ家の中もそんなに汚れてないよ、という人も多いかもしれませんが、意外と洗濯機の洗濯槽って見落としてませんか?
「洗濯槽」の掃除なんてしたことない、そんなところ汚れてるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方はぜひ、この写真を見てみてください。
3年間掃除してない洗濯槽を過炭酸で洗浄した時の様子
これは3年間掃除してない洗濯槽を過炭酸ナトリウムで洗浄した時の実際の写真です。ちょっと吃驚しませんか。こんなに汚れた洗濯槽で普段、衣類の洗濯とかをしてるとしたら、実は、洗ってるつもりでも、むしろいろんな菌を塗り付けてるだけなんてことも。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)とは?
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素が 2:3 のモル比で混合された付加化合物です。化学式は 2Na2CO33H2O2 またはNa2CO31.5H2O2 と表されます。
日本の法令上は炭酸ナトリウム過酸化水素付加物と呼ばれています。通称として過炭酸ナトリウム(かたんさんナトリウム、sodium percarbonate)、過炭酸ソーダと呼ばれることが多いですが、実際には過炭酸のナトリウム塩ではありません。
過炭酸ナトリウムは、水に溶けると炭酸ソーダと水、酸素に分解される安心素材です。赤ちゃんの肌着、ふきん、色柄の衣類にも漂白・除菌・消臭できます。衣類のしみ抜き、茶渋取り、洗濯槽のカビ取りなどその用途はいろいろです。
弊社では、こういった様々な汚れに対処できる安心・安全な原料シリーズとして「eco friend」という商品を展開してます。
洗濯槽専用の洗剤やクリーナーを購入するのも良いですが、過炭酸ナトリウムのような原料をストックしておけば、いざという時には衣類やふきん等の漂白剤としても使えたり、洗濯槽クリーナーとしても使えるのでお得です。
過炭酸ナトリウムで洗濯槽の洗浄方法
洗濯槽の洗浄方法は意外と簡単です。なお、こちらでご紹介してる方法は全自動洗濯機、2層式洗濯機の洗濯槽を対象にして書いてます。
ドラム式洗濯機の場合、「洗濯槽洗浄コース」がある場合には、お手持ちの取扱説明書に従って、洗浄後、標準コースで1サイクル運転してください。
洗濯槽洗浄コースがない場合は、下記工程の「ドラム式の場合」を参考にしてください。
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全自動、2層式洗濯機の場合
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●STEP1
40〜50℃くらいのお湯を洗濯槽の高水位まで入れ、過炭酸ナトリウムを水10Lにつき約100gの割合で入れます。洗濯槽の汚れがひどい場合は多めに入れてください。
●STEP2
5分間撹拌して1〜2時間放置します。汚れがひどい場合は長時間放置してください。
●STEP3
つけ置きが終わるとまた5分ほど撹拌し、脱水する前に浮いてきたカビをネットなどですくい脱水します。
その後、すすぎ〜脱水を2〜3回行い、カビが出てこなくなれば完了です。まだカビが浮いてくるようなら、同じ作業を繰り返してください。
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ドラム式の場合
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●STEP1
標準コース(乾燥がないコース)を選択し、洗濯槽内に40〜50℃くらいのお湯をためます。この際、可能であればドアを開けることが出来るぐらいの水位に留めておいてください。水がたまったら、一時停止ボタンを押して過炭酸ナトリウムを水10Lにつき約100gの割合で入れてください。洗濯槽の汚れがひどい場合は多めに入れます。
●STEP2
5分間撹拌して1〜2時間放置します。汚れがひどい場合には、この工程を再度行ってください。
●STEP3
ドアを開けることが可能な水位に設定できていたら、脱水前に水に浮いてるカビをネットなどですくってください。その後、運転を再開して脱水まで行います。脱水後、標準コースで1サイクル運転をしてください。
毎日洗濯洗剤で洗濯しているので、そこまで汚れていないと思うかもしれませんが、密室空間で湿気の多い洗濯槽の裏は案外カビだらけだったりします。つけ置きするだけと、カンタンなので定期的に使用することをお勧めします。
(2018年5月17日追記)
■専用にチューニングした洗濯槽専用洗剤もありますよ
弊社では、洗濯槽専用の洗剤も発売してます。こちらは過炭酸ナトリウムよりも洗浄力が強力で、特化した専用の洗剤を使いたいという方は、こちらの商品をご検討下さい。
こちらの商品も、合成界面活性剤や塩素剤などは一切利用していない石鹸ベースのものなので、アトピーや敏感肌の方がいらっしゃるご家庭でも問題なくご利用頂けます。
※「洗濯槽クリーナーきれいずき」はドラム型洗濯機では使用しないでください!
■ドラム式洗濯槽クリーナーも発売開始
ドラム式専用の洗濯槽クリーナーも発売開始しました。ドラム式洗濯機は水の使用料が少ないため、通常の洗濯槽クリーナーでは使えなくはないけれども、汚れを落とすという意味では、少し物足りないところがありました。
そこで、木村石鹸ではドラム式に特化した洗濯槽クリーナーを開発しました。 使って頂ければわかりますが、ドラムの中で大量の泡が立ち、泡でドラム全体の汚れを落としていきます。
ドラムの窓から眺めてると、泡がもこもこと立ち上がって、洗浄していくので見ていても楽しいですよ。
洗濯槽の洗浄剤A(ドラム式洗濯機用)
